八王子支部 平成26年 秋の見学会

― 晩秋の秩父路と太平洋セメント秩父工場見学 ―

 平成26年11月25日、恒例の工場見学で太平洋セメント秩父工場にお邪魔した。
 八王子から秩父までバスで2時間余り。折からの雨に洗われて紅葉は鮮やかだった。殊に正丸峠、秩父羊山亭及びその周辺の赤、黄色それらのグラデーション等の美しさは格別であった。

 車中では参加者の自己紹介で盛り上がった。紹介時間がたっぷりあって、いつもは聞けない武勇伝有り、人生の流転有り、現役時代を美化したり、謙遜したりであった。

 秩父駅で原田さんと落ち合った。原田さんは蔵前の先輩(S29窯業)で秩父セメントの要職を歴任され退職後も秩父で活躍されている。今回の見学旅行も原田さんにアレンジして頂いたのである。
 秩父やまとミュージアムでは原田さんの計らいで、当館が休みにもかかわらず開けて頂いた。その上、館長さん直々に棟方志功作品についてじっくり説明して頂いた。羊山亭での昼食、秩父神社参拝も心に残るものであった。原田さんにお礼申し上げます。

 セメントの原料となる石灰岩は、悠久の昔、海底にあった石灰層が日本列島形成の時秩父の山となったものであろうか。秩父工場はその石灰岩を掘り続けて90年を超した。現在の工場は、東京工業大学谷口吉郎教授の設計により1956年に建設された。シンプルに統一されたフォルムの構造物とそのレイアウトは、現在でも美しい調和を保っている。
 秩父工場の見学の後、八王子に戻って早めの忘年会となったのであるが、野草観察が趣味の筆者としては同社が育成している希少植物を見てみたいものと帰路のバスの中で思っていた。
                                 (幹事、S42応物 陣野孝光文責) 

見学会と忘年会の模様