八王子支部企業見学会のご報告
 平成21年度 八王子支部企業見学会

―日本航空整備工場、乗員訓練センター見学と新しい蔵前会館での宴を―
 筆者の机の上にはジェトオイル缶で出来た貯金箱兼ペン立てが置いてある。重宝している。日本航空整備工場の方が、ジェットオイル缶で手作りされたものだ。

 平成21年11月25日(水)、八王子支部恒例の企業見学会が行われた。今回は、羽田の日本航空にお邪魔し、安全啓発センター、整備工場、フライトシミュレーターを見学させていただいた。
 1985年、「金属疲労」「圧力隔壁」「ダッチロール」そして「沈まぬ太陽」などの言葉がマスコミをにぎわし小説が生まれた。御巣鷹の尾根で発生した航空史上最悪の事故だった。ここ安全啓発センタで事故の原因から、その惨状、犠牲者の遺書、遺族の手記などに接して、改めて胸が痛んだ。 
心もとなく飛んでいたであろう、その状況で待つ死。これ以上の恐怖があるだろうか。
愛する人を突然一瞬にして亡くした悲痛。これ以上の悲しみがあるだろうか。
改めて人命の尊重、安全最優先の大事さを肌で感じられた。
現在、我々が享受している安全がこの方々の霊に守られている気がしてならない。
日航の国レベルの再建が進められているが、犠牲者の恐怖、遺族の悲痛、飛行の安全そして人命の尊重最優先を忘れないでほしい。
航空機の整備も、フライトシミュレーターによる訓練も人命の尊重に通じる。フライトシミュレータが超高級おもちゃに終わってほしくない。

 東京工大はその内容と共にキャンパスも変貌し続けている。大岡山駅と共に正門付近の変貌も顕著である。蔵前工業会も立派な会館を作って移って来た。会館には精養軒が入っており、企業見学後の会食の会場となった。八王子支部のイベントが大岡山で行われたのは、筆者にとって初めての経験である。やはり、ことさらに親近感が増した。
 帰りのバスはいつもの御仁のトークショー。今回はその御仁の友人(北大出身)とのコラボレーションと相成った。お陰で八王子到着迄退屈しなくて済んだ。
 今回は日航の見学ということで二人の初参加があった。ジェトオイル缶のペン立を眺めながら、日航はやはり日本の空に不可欠だ、人命尊重と安全を最優先に、是非自分達の手で作った企業として蘇って欲しいと念じた。
(幹事、42応物 陣野孝光文責)