八王子支部講演会及び総会
  八王子支部  2003.06.07

 八王子支部恒例の講演会と支部総会が平成15年6月7日に行われた。

 講演会は、参加者約70名。同窓生だけを対象とするのではなく、八王子商工会議所のご協力を得て、一般の方にも開かれた講演会として定着している。

 今年は本学大学院 理工学研究科の矢部孝教授に、「水と太陽で夢のエンジン」と題して、お話頂いた。

 矢部教授は現代のジェームズ・ワットなのだろうか。水にレーザーを当て、一瞬にして蒸発させ、そして紙飛行機を飛ばす。この実験の成功は、日経・BBC・ニューヨークタイムズなどで紹介され、今世界から注目されているそうである。まったく新しい技術である。この技術は気象、火山の観測、通信用飛行船、人工衛星からジャンボジェット、宇宙ステーション建設にまで使用できる可能性がある。最近太陽光から直接レーザーを作る技術も生まれ、水と太陽で動く、まさに、地球いや宇宙にやさしいエンジンである。

このアイデア、実は、先生長年の研究であるシミュレーションの応用過程で生まれたそうである。このシミュレーションがまたすごい。CIP法と命名されて、電子工業、自動車工業などの一流企業をはじめ700社で使われているそうである。なんといっても、スーパーコンピュータでやっとのシミュレーションをパソコンでやってのける手法なのである。最近のパソコンの性能が飛躍的に向上しているとは言えである。

 八王子支部の総会は講演会に引き続き、場所を八王子市内の料亭「なか安」に移して行われた。工業会から中里事務局長をお迎えし、東京工業大学の近況と本部事業報告と本部近況をお伺いした。引き続き平成十四年度支部活動が報告され了承された。

今年のニュースは、工業会館の閉館と新事務所への移転であった。新事務所は、東京駅八重洲南口の八重洲共同ビル3階だそうである。和気藹々の懇親の席であったが、今年も二人の新たな参加者があった。その中に私と同世代がいたのが何よりうれしかった。

(幹事、42応物 陣野孝光文責)